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2015年7月6日月曜日

Change of state of virtual machine storage policy

今回は vsanDatastoreに配置している仮想マシンを vDP でバックアップ/リストアすると、その仮想マシンに設定している仮想マシンストレージポリシーはどの時点(バックアップ取得時?リストア直前?)を基準にしたポリシーが設定されるのかをご紹介します。



3択問題ですね。
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A.バックアップ取得時のポリシーが設定される。
B.リストア直前のポリシーが設定される。
C.デフォルトのポリシーが設定される。
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前提としては、バックアップ取得時の仮想マシンストレージポリシーは、『VSAN-Failer1』という、仮想マシンストレージポリシーを設定していました。(画像がなくてスミマセン。。。)
このポリシーは、"FTT(Failures to Tolerate) = 1" を設定しているものです。
ですので、コンポーネント(VMホーム、vmdk)のミラー数は FTT+1 なので、 それぞれ "2" と言うことになります。

では早速リストアをやってみます。
仮想マシンをリストアする前に、『VSAN-Failer0』という仮想マシンストレージポリシーに変更しました。
このポリシーは、"FTT(Failures to Tolerate) = 0" を設定しているものです。
ですので、コンポーネント(VMホーム、vmdk)はミラーされていない状態であることが確認できます。
リストア直前の仮想マシンストレージポリシーの確認① 


リストア直前の仮想マシンストレージポリシーの確認②
 

まず上書きする形でリストアしてみます。
上書きするようにリストア
 
仮想マシンストレージポリシーを見てみると、リストアする直前の仮想マシンストレージポリシーが保持されていることが確認できます。
上書きリストア後の仮想マシンストレージポリシーの確認①

上書きリストア後の仮想マシンストレージポリシーの確認②
 
次に新規仮想マシンとしてリストアしてみます。
新規仮想マシンとしてリストア
 
仮想マシンストレージポリシーを見てみると、デフォルトの仮想マシンストレージポリシーが設定されていることが確認できます。
新規仮想マシンとしてリストアした後の仮想マシンストレージポリシーの確認①

新規仮想マシンとしてリストアした後の仮想マシンストレージポリシーの確認②
まとめると、
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上書きリストア→リストア直前の仮想マシンストレージポリシーが設定される。
新規仮想マシンとしてリストア→デフォルトの仮想マシンストレージポリシーが設定される。
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というわけで、正解は B と C でした!!
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A.バックアップ取得時のポリシーが設定される。
B.リストア直前のポリシーが設定される。
C.デフォルトのポリシーが設定される。
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vDP でリストアするときに、仮想マシンストレージポリシーを選択する項目はありませんでした。
 

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